版画家紹介 -本荘正彦-
2007年 04月 01日
木版画家で、花を題材にした作品が多い。
彼は京都に住み、京版画の手法で作品を制作されている。
私は京版画の知識が全くなかったのだけれど、
それは、伝統的な手法で、本来なら、絵師、彫師、摺師の
3人の共同作業になるらしい。
その全行程を一人でこなし、尚かつ、摺っては彫り、摺っては彫りと、
修正を重ね、膨大な時間をかけて、1つの作品を仕上げていくのだとか。
ここまで読んだら、伝統的な純和風の木版画をイメージされるだろうが、
実際の作品は、とても現代的で、繊細だ。
私の、平凡な日本語では説明し尽くせないが、
最近発売された、季刊誌「花ぐらし」に、的確に紹介されている。


これから、1年間、この雑誌の口絵に新作が発表される予定。

創刊号なので、馴染みのない雑誌かもしれないが、
今、本屋さんでは大抵平積みされていると思う。
手にとってみてほしい。
本人のホームページは あとりえ05(marugo)。
こちらで、作品を見ることができます。
しかーし、生で見るのとは、全然違う。
できれば、実物を観てもらいたい。
初めて、作品を目の前にした時、
私は、作品に惹きつけられるように、見入ってしまった。
印刷物には、写せない、雰囲気というか、
感じるものがあるのです。
4月10日~16日まで東京で個展が開催される。
秋には兵庫県加古川市でも個展の予定があるとか。
京都のギャラリー雅堂では常設展示されているようです。