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学校給食について

昨日、学校給食を食べていて考えてしまったことがある。

こんなおいしい給食も、いずれはなくなってしまうのかなぁ、

ということ。


今は、給食の調理室が各学校にあって、

毎日、給食の調理員さんたちが、作ってくださる、

「自校方式」とよばれるもの。

調理員さん達はおばさんとよばれる年代の人たち。

栄養士さんの方針も、できるだけ手作りで、というもので、

お味はいいと思う。


でも、最近の流れは、中学校にも給食を導入しようというもので、

そうなれば、各学校に調理室を作るのではなく、

市内に大規模な給食センターを建設し、

大量に調理し、各学校の各学級ごとにわけられた完成品が、

トラックで配送されることになる。これは「センター方式」とよばれている。


センター方式では、コストの削減にはなると思うが、

悪い点もたくさん予想される。


大量に調理されるため、手作りが減る可能性が高い。

配送されるため、早めに調理され、暖かいものが冷める。

給食の時間は限られているので、

個数間違いなどに、対応しきれない。


実際、近隣の市で採用されているセンター方式では、

数の間違いはよくあることらしい。


作り手と食べる子供たちの顔が見えないことは、

作り手にとっても、やりがいが半減するし、

食べる子供たちの感謝の気持ちも、届きづらい。


給食室から流れてくるご飯のにおいは、食欲をそそるし、

働いている人たちの姿を子供たちが見ることができる。

食べ終わった食器を返却する子供たちから、

「おばちゃん、今日の給食おいしかったわー」の一言が聞ける。


こんなにいい環境をなくしてしまっていいのかと思う。

「食育」が大切だという。

それなら、給食についても、もうちょっと慎重に考えたい。
Commented by shmup at 2006-11-16 21:11
それはさみしいね。
もしなくなってセンター方式になったら、それって、工場みたいな感じじゃない。
おばちゃんにおいしかった、ありがとうも言えないわけだし。
食器持って行ったら、あまったみかんとかくれたりしてね。
調理室で作り続けてほしいなあ。
Commented by senbe-2 at 2006-11-16 21:44
夫の実家の街では、中学の給食がすでに始まりましたよ。給食というより、お弁当屋さんの何種類かのお弁当を希望者だけが予約するといったシステムらしいよ。メニューも悪くないし、忙しい時だけ頼めるという柔軟な対応がうけているらしいです。作ってもらえないお家の子供がコンビニ弁当をで買って持って行くよりはいいと思うけどね。
by senbe-2 | 2006-11-16 15:11 | 雑感 | Comments(2)

日々の小さな幸せを綴っています


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