長子が卒業旅行でロンドンへ行ってきた。彼女にしては初めての海外旅行。それもひとり旅。子どもの頃から行動派ではあったけれど、まさかひとりで行くとは。航空券とホテルの予約だけは旅行社に手配してもらって、あとは全くの単独旅行だ。親としては心配でたまらないが、私自身同じようなやり方で、中国への卒業旅行を1ヶ月間やったのだから、ダメだとも言えない。今はインターネットという便利な道具があるのだし、wifiさえ確保しておけば連絡は取れる。それでも、スマートフォンを落としたら…とか考えると気が気ではなかった。
結果から言えば、何の問題もなく、元気に帰ってきたのだ。またまた大きな自信を手に入れて。
私もロンドンに娘がいるのだと、ある時気づき、どうせなら土産物を買ってきてもらおうと、開き直った。さて、何がいいかと考えても、思いつくのは紅茶ぐらい。イギリス、イギリスと考えていると、思いついたのが絵本だ。
気になる作家を連絡して買ってきてもらった。
エドワード・アーディゾーニの本と「ジャイアント・ジャム・サンド」という本をお願いしたら、それ以外にも古本で2冊、「ふたりはともだち」と「春のピクニック」を買ってきてくれた。お土産に本を頼むなんて、重かっただろう。帰国の日、スーツケースの取っ手が取れたそうだ。おそらくお土産のせいだろう。
どれも好きな絵本でとても嬉しい。
日本では絵本といえばハードカバーが主流だが、
買ってきてくれたのはどれもソフトカバー本だ。
イギリスでは、ソフトカバーの絵本も多く出版されているのだろう。
どんな風に翻訳されているのかが、わかって面白い。