充実の二日間

夫に誘ってもらって土曜日曜と出かけていた。

土曜は栗城史多(くりきのぶかず)さんの講演会へ。

世界7大陸のそれぞれで一番高い山に、単独で、無酸素で登頂されている登山家。
現在6大陸まで制覇されている。

人間は7500メートルを越えると、酸素ボンベなしでは生きていけないと言われているらしい。
その7500メートルより高い山に、酸素なしで単独で、その上自分で機材を担いで、
自分を撮影し、それを発信器で発信しながら世界中に生中継するという、
すごいことをやられている。(もちろん協力しているスタッフはたくさんおられる)

自分で自分を撮影するわけだから、ある地点でビデオカメラを録画しながら置いておき、
その先に登って行く。
撮影できたら、また戻ってビデオカメラを回収して、また先に進む...
なんてことをされているのだ。

危ない氷の割れ目をジャンプしている所を撮影しているのだが、
撮影の為に氷の割れ目を3回飛ぶことになる。
撮影をしないのなら、1回のジャンプでよいものを。

ただ高い山を制覇したいだけなら、そんなことをする必要はないけれど、
彼は、「目に見えない山を登り続けている人達」と、冒険を共有し、
一緒に成長したいと願っているのだ。
そして夢は実現するということを伝える為に。

アタックの日、テントを出る時は、恐怖に押しつぶされそうになる。
そんな時は、楽しい、つらい、恐い等、自分の中に起こる全ての感情を受け入れる。
全てを受け入れることで、一歩を踏み出す力が湧いてくるのだ、と。

自分のこれまでの人生を笑いで包みながら、
熱い思いを語ってくださった。

同行した長子は感動の涙を抑えきれなかった。
年齢が近いということもあったのだろうか、
心に響いているようだった。





そして日曜日、今度は映画「1/4の奇跡」の上映会と主人公の山元加津子さんの講演会。
場所は大阪カタログハウスの学校で。

映画は今回は2回目、知っているつもりだったけれど、
全く飽きなかった。

人間も、犬も、草も、DNAという共通のものを持っている。
これは全てがつながっているという証拠。

私も嬉しいことがあったとき、嬉しいと感じているのは心なのだろうか?
頭なのだろうか?
もしかして感じているのは体のひとつひとつの細胞じゃないだろうかと思う時がある。
同じDNAでつながった生き物の命をいただいて、今日も生きている私。
宇宙の意思によって生かされているんじゃないかと、本気で感じています。

聞こうとする人にしか聞こえない声、見ようとする人にしか見えないもの、
わかろうとする人にしかわからないもの、
世界はそんな風にできているんだなあ。

漠然とした感想になってしまったけれど、
是非一度この映画に出会って欲しいです。
観たい人が5人いたら、上映会やりますよ。
観たい人、一声かけてください。
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Commented by レモン at 2010-12-23 03:11 x
いろんな刺激をもらえた二日間だったのだね。
栗城さんって、年齢が近い...っても28歳じゃないの!
あたしは年齢が近い=16歳くらいかと思っていたよ。
ジル君の親しいお友達に、エキストリームスポーツをやってる人がいて、8年くらい前からはカメラマンや編集なんかもやってます。エキストリームと名のつく通り、危ないものが多いのだけれど、自身も被写体といっしょに滑って行かないと撮影なんてできないから、いつもえらいことです。
(彼自身もそのスポーツの分野の選手としても世界ランクは2位)
たったひとりで果敢に挑戦し続ける栗城さんってのは、すごい精神力を持っている人なんだろうね。

Commented by レモン at 2010-12-23 04:43 x
「1/4の奇跡」については、前回はあんまりきちんとチェックしなかったので、2度目の今回はちょっといろんなサイトなどをみてみました。
...。
で、一応あたしの感想(映画は観てないし、観る予定もないんだけど)も書いたんだけど、どうにもポジティブからは遠いものなので、ここに書くのを躊躇しています。
それでもコメントいりますか?(笑)
せんべさんがみんなに観てほしいと思っている映画だから、ネガティブな意見をもらっても、いやな気分になるかもしれないと思って。
ま、いるときだけ反応してね♪
Commented by senbe-2 at 2010-12-23 22:24
レモンちゃん、
年齢が近いって、親の私たちよりは近いって意味です。(笑)
体力的にも精神的にも特別秀でているわけではなさそうなのに、
果敢にチャレンジしている姿が印象的でした。
将来の目標を見つけられないで苦しんでいる若者には、
感じる所があったのだと思います。

エクストリームスポーツってまた初めて耳にしたけど、
何となくわかりました。過激なスポーツの総称でしょうか。
それのカメラマンて、大変な仕事だけど、
その人も自分にしかできない仕事を見つけられて、
幸せだと思います。
初めからその仕事に就きたいと思ってめざす人も確かにいるだろうけれど、何かやってる中で、見つかる仕事ってのもあるよね。
私もそれでいいと思うんだよね。だから、子どもたちには何でもいいから、やり始めて欲しいと思います。
Commented by senbe-2 at 2010-12-23 22:42
レモンちゃん、
1/4の奇跡の感想、教えてください。
いろんな考えがあるだろうから、ネガティブな意見も知りたいです。それを聞いて私の考えが変わるかどうかも興味があります。
嫌な気持ちになるのかな?
それも楽しみ。(笑)
Commented by レモン at 2010-12-24 03:14 x
以下、感想です♪ 長いので分割。

せんべさんがとても気に入っていて、みんなにも観てほしいと思っている映画だし、あたしはそれを観ていないから書くのをちょっとためらったのだけれども。
どこもかしこも大絶賛するようなサイトがほとんどでしたが、内容を読んでみると、あたし的には手放しに喜べないような感じだと思いました。
まずタイトルにもなっているマラリアの話。
鎌状赤血球自体はほんとのことだし、その話に感銘を受けたのだとしても、あれを障害者がどうとかにこじつけ(こじつけだよね?)るのは筋違いです。
どうやったら、ああいう論を展開できるのだ?


病気や障害がとても大切で、みんながすばらしい役割を持っていて、それが科学的にも証明されている。(というようなことが本の抜粋にあった)
まず、科学を持ち出すのはやめた方がいいと思う。
科学的に証明されているから、みんなひとりひとりが大切なのだ、ということになれば、逆も言えることだから。
科学を持ち出し優越をつけ、その結果がホロコーストなんていう過去すら人間にはある。(とどこかのブログにも書かれていた)
だいたい、人間の尊厳や人権の尊重に科学なんてのは必要ないものでしょう。
Commented by レモン at 2010-12-24 03:16 x
障害者に特別な力があるっていうのも、それは障害者にだけあるものではけっしてないとあたしは思う。
ねえさんだって赤ちゃんのときの記憶はずっと持っているし、数字や人などを色でみる、または逆などは特別なことじゃない。
(サヴァン症候群とかは別だけど)
ましてその力があるから障害者は大切だ、なんてことはまさか言ってないと思うけれど、もし言っているならそれはおおごとです。
(だって、それなら能力がない人はどうでもいいことになるから)

インカのことを含め感じるのは大いにけっこう、そういう人は大勢います。
こちらではセクトに属することが多いけれど、この辺もあたしは宗教っていうか、近いものを感じました。

きっとこの方個人は愛の溢れるすばらしい人なのだと思う。
自分の生徒たちを大切に思っている立派な先生でもあるのだと思う。
でも障害を持つひとを、特別に神聖化?するのはどうなのでしょう。
Commented by レモン at 2010-12-24 03:18 x
こんなことを書いて、気を悪くしてほしくないなあと思ったので、とても迷ったのだけれど、あたしのようなへそ曲がりはそういないとも思うので、貴重な意見として書いておこうと思う。
ネットで調べていてもほぼ100%はポジティブな意見だったから、きっといまの日本では受け入れられやすいものなのだろうとも思います。
観てもいないのになにを言っているのだ!と気を悪くしているかもしれないけれど、ごめんね。
または、観ていないので筋違いのことを言っている可能性はおおいにあるので、そのときは「そうではないのだよ!」と言ってほしいです。

+++++++++++++++

日本はもうイヴだね。
うちもジル君がお休みに突入して、来年の3日まで休暇です♪
家事は思うように進まないんだよね、休暇中は...。
Commented by senbe-2 at 2010-12-24 10:21
レモンちゃん、
嫌な気持ちにはなっていないから大丈夫だよ。(笑)
言いにくいのに書いてくれてありがとう。

鎌状赤血球の話は、この映画を観て初めて知りました。
人間もどんな生き物でも、種が簡単に滅びない様に、
いろんな性質をもった個体が存在するんだなあと理解しています。だから、ホロコーストの様に民族に優劣をつけたり、日本の優生保護法のように人間に優劣を付けること自体が意味がないんだなあと思ったの。
鎌状赤血球の話は、科学が裏付けてくれたっていうより、
科学では説明できないことがまだまだたくさんあるってことが
わかりました。


Commented by senbe-2 at 2010-12-24 11:08
障害者に特別な能力があるって話ですが、
それはやっぱりこの場合、人間にはとか、生き物にはってことになると思います。
サヴァン症候群のような人ばかりじゃないけれど、
障害者の中にも特別な才能を発揮する人がいるのも確か。
私の様に小さな得意不得意は確かにあるけれど、特別に言う程の才能がない人もいる。
そのどちらもが特別な存在なんだと気づかせてくれる映画でしたよ。山元加津子さん自身も、変な子どもだと言われて大きくなったそうです。程度の差はあるけれど、多分世の中の子どもも大人もみんな変なんだと思います。(みんな自分とは違うんだから、変だと感じて当たり前だという意味で。)

Commented by senbe-2 at 2010-12-24 11:10
山元さんの映画を観たり話を聴いて思ったのは、
見ようとしなければ見えないものがあるということ、
知ろうとしなければわからないものがあるって言うことです。
養護学校(今は特別支援学校とよんでます)の生徒たちと関わっていても、その子が何を考えているのかはなかなかわからなかった様です。目を合わせない子とか、言葉を発しない子とか。
でもその子を知りたい、理解したいと思いながら接していると、
少しずつ見えてくるものがある。お互いが好きになりやっと理解し合えるものがあると。
山元さんのそんな生き方はやっぱり感動的でした。

インカの遺跡から出てきた布に、6本指の手が描かれていて、
その周りを5本指の手が囲っているという図案がありました。
6本指の手を大切にしていたのかなと想像できます。
あるものをあるがままに受け入れるということを昔の人はしていたのかもしれません。

Commented by senbe-2 at 2010-12-24 11:16
インカ文明のことを知ることがセクトに何故つながるのかは
私にはわからないけれど、特別な能力を神聖化することで、
宗教的な意味をもたせてしまうのでしょうか。

レモンちゃんは自分ではへそ曲がりと表現しているけれど、
一つのことにきちんと自分の意見を言えるのも能力ですよね。
私も言ってもらって、ああ、こういう危険もあるんだなと客観的に見ることができました。
私は盲信するたちなので、レモンちゃんのような意見は貴重です。これからもいろいろ意見ちょうだいね。
Commented by レモン at 2010-12-24 21:39 x
障害者の特別な能力については、山元さんのサイトにあるエッセイのようなものをみてみると、阪根さんという人がそういう考えを持っているようです。(インカの人ですね)
++++++++
「多くの人とは違った形で生まれた人は、特別な力を持っている大切な存在だということを、みんなが当然のように知っていて、それをあらわした物に違いないと僕は思っている。」(6本指のことなど)
「障害を持っている人は、他の人と違うところがあるわけで、それはこの世に特別の役割を持って生まれたのだとみんなが当然のように考えたんだ」
++++++++
6本指に関しては、いろんな国で崇められたり、忌み嫌われるタイプの障害ではなかったのだろうと思う。
障害というには違うだろうけれどハンセン病なんかは忌み嫌われたものだし、多くの障害者は隔離されてきた歴史があるし、以前はたぶん生まれた時点で処理されてきたのではないかと思う。
障害といっても一括りにするには、あまりに大きすぎるようにも思うよ。
さらにマラリア耐性のある鎌状赤血球症は貧血症=病気、だけど、こういう内部疾患(障害)も含めるとなるとすごく広義なものになる。
Commented by レモン at 2010-12-24 21:40 x
せんべさんはそうは捉えていないようで、普通の反応だったからちょっとほっとしました。
いろんなサイトをみているとね、絶賛しているのだけれど、ポイントがやっぱりそれぞれあるんだよね。
でもって感じ方ももちろん様々。
(マラリアの話から)障害者がいるからあたしたちは健常でいられる、といったようなたとえもあって、ぞっとしたというわけです。
伝えたいメッセージと実際にそれがどう作用しているかというのには開きがある。
自分がすばらしく感銘を受けた本でも、どこをどうしたらそんな捉え方ができるのか理解に苦しむようなことを書いている人ももちろんいるし。
その逆もある。

インカの文明とセクトについては、インカの文明のことに限らず、すべてがわかる、感じるのだ!という主張は、セクトでは常套句だからです。
対象が宇宙人でもマヤ文明でもなんでもいいのです。
Commented by レモン at 2010-12-24 21:41 x
でもこんなに書いておいて勘違いしないでほしいのだけれど、あたしは昔の叡智をないがしろにしたいとか信じていないとかいうわけではありません。
いまのような科学の素養がまったくなかった時代に生み出された数々の品や知恵。
中国での三千年以上も前の発明品など。
(いまでは科学的に証明できても、当時)どうやってそこに辿り着いたのかは不明だけれど知っていた、というようなもの。
しくみはわからないけれど、当時の人はそういうことだと自然にわかっていたから、という言葉を素直に受け入れる気もあたしにはあります。
Commented by レモン at 2010-12-24 21:41 x
あと一点だけ。
ホロコーストはもちろんユダヤ人の迫害というのがメインではありますが、優生学に基づいてなされたものでもあるので、対象は民族を超えています。
基本は金髪で青い目、強靭なからだ、高い知能。の種が一番にきます。(2次大戦中にはノルウェーだか北欧の方に、そういう人たちを集めその種を繁殖させるための施設があった。繁殖ってのはおかしい言い方だけど。まあ、ネズミのようにサイクルが短くはないので、実験はなかなか思ったようにはいかなかったらしい...と、以前まだテレビを観ていた頃ドキュメンタリーでやってました)
ユダヤ人やポーランド人だけでなく、(知的)障害者、同性愛者、アル中患者なども思いっきり迫害対象でした。(優生学的に役に立たないとみなされたから)

ということで、このはなしはここで終わりにします。
あたしは(なんとなくわかるかもしれないけれど)この手の映画(や本)が全般的に苦手です。
感動ものとかもすごく苦手なので、自分からみることはほとんどない。
啓蒙活動の入ったものも苦手。
ドラマとよばれる分野も全般的に苦手です。
直球すぎるのが好きじゃないんだと思う。

長々とつき合ってくれてありがとう。
Commented by senbe-2 at 2010-12-25 00:23
レモンちゃん、
いろいろ説明ありがとう。
よくわかったよ。

私の場合、これからも感動した話とかよかった映画の話とか、
内容も含めて書いていくと思うので、興味がなければスルーしてもらってもよし、何か気になることがあれば、コメントを書いてくれたら嬉しいです。

子どもたちのプレゼントを車に隠していて、
それを取りにさっき外へ出たら、雪が舞っていました。
ホワイトクリスマスではないけれど、
クリスマスらしい寒い夜です。
by senbe-2 | 2010-12-21 00:10 | おでかけ | Trackback | Comments(16)

日々の小さな幸せを綴っています


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