木版画展

京都在住の木版画家 本荘正彦さんの個展が、
今、神戸で開催されている。
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彼は高校時代のお友達。
私も彼も同じ美術部員だが、
毎日部室でコーヒーを飲んでいた私とは違い、
高校時代から精力的に絵を描き、
大学でも美術を専攻し、その後もプロとして活動されている。

今回はワークショップがあって、
なんと版画の刷りの行程を体験できると知り、
高校時代の友達を誘い行ってきた。

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刷り体験といっても、ほとんどのところは本荘氏が準備してくれているわけで、
私がやったのは、和紙を載せ、バレンでゴシゴシこするだけ。
それでも和紙がずれないか、力の入れ方はこのくらいでいいのか、
緊張の連続だ。
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一版ずつ色を載せていくと、色が重なりあって、意外な絵が浮かび上がる。

今回は4版で仕上がり。

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一版一版、版を重ねていくと、今まで背景だと思っていたところが、
花びらの一部だったり、葉っぱの一部だったりと、
想像を超える複雑さでシステマチックに版が削られていることに気づく。
「あれえ?こんなとこにこんな色載せてたっけ?」と前段階を確かめたくなる。
まるでマジックを見ている様な不思議な感覚。
たったの4版で、花びらの陰影、葉っぱの陰影、コップの透明感、背景のぼかしが
表現されていて、さすがやな〜私、いやいや本荘氏、とうなづいてしまった。


残念ながら、この刷り体験は予約がいっぱいになって、
もう今回は参加できないが、見学は可能。(19日20日の午後1:30〜)
是非、生で見てみることをおすすめしたい。

今回は、新作も多く、見応えたっぷり。
銅版画と合わせた作品もあり、私はとても惹かれた。


「本荘正彦花彩りの木版画展」
6月15日(火)〜20日(日)
am11:00〜pm6:00(最終日は5時まで)
GALLERY北野坂
神戸市中央区山本通り1-7-17
WALL AVENUE 3F
TEL:078 222 5517

本荘氏のホームページ
【あとりえまるご】
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Commented by L3M0N at 2010-06-16 23:59
版画はいいよね。
あたしも好きです。
うちにもリトグラフだけど、気に入っていつも飾ってる版画があるよ。
19の時に買って、ずっといっしょにいるのです。

木版画はまた木版画らしい雰囲気があるように思います。
花かわいいね。
Commented by minazuki-3 at 2010-06-17 16:22
版画も作業工程が、繊細ですね。
細かな彫り方で、浮かびあがったのを見るの好きです。

身近で見ると出来上がりは、感動でしょうね。
うちは以前から(引越し前)、水彩画をかけていますが版画も好きです。(絵画を習っていた時に、一度やりましたが下手でセンスないです)

お道具に、興味シンシンで拝見しました。♪

Commented by yukarim at 2010-06-17 16:47 x
刷り上がった作品はいただけるのでしょうか?(いいな~)
4版には4版の良さがありますよね。潔さっていうか。
工程的には4版でも十分大変だと思いますが、20版とか普通になされてるようで(!)

丈夫で繊細な色合いのでる和紙を使うところとか、
木を手掘りしてあるところとか、
浮世絵にも通じる日本人の心意気とか、美意識みたいなものを感じます。
京都に在住されているというのも関係あるんだろうな。

でも、私まだ京都の良いところ堪能してないの。
行く時期が悪いのか、なんとなくどんよりしてるイメージで、人の多いのもちょっとって思ってしまう。
なぜか鹿男あおによしの奈良のが好き。田舎っぽくもあり、万葉のロマンありで、ほっこり+妄想できるというか・・・
でも、こないだ出張で京都に行った夫も「京都ええわ~」と言ってたので、いつかそう思えるところに行ってみたいです。
Commented by senbe-2 at 2010-06-17 20:29
レモンちゃん、
版画は絵とは違った味があるね。
伝統的な京版画(浮世絵の流れ)の手法を使った木版画なんだけど、
彼独自の世界があって、魅力的だよ。
いつかは私も1枚欲しいと思ってるよ。
いつのことになるかは全く未定だけど。(笑)
Commented by senbe-2 at 2010-06-17 20:38
みなずきさん、
今まで出来上がりは勿論、刷りの行程の展示は見たことがあったの。
でも、実際手を動かして版木に色をのせたり、ぼかしたり、馴染ませたりしているのを見ると実感が湧いてきたよ。ああ、こうやって作品が出来上がるんだってやっと少しわかったよ。
みなずきさんは絵画を習っていらした・・・。
そうなんですね。上手下手は別として、描くってのは楽しい作業ですよね。私は高校時代、美術部で一番下手でした。(笑)
Commented by senbe-2 at 2010-06-17 20:47
yukarim、
ええ、勿論貰って帰りましたよ。
それも3枚も。(笑)
額に入れて、楽しむつもり。

そうだよ、本荘君は京版画っていう伝統的な版画の手法で作られているよ。本来なら、絵を描く人、版を掘る人、刷る人ってのは別らしいけど、それら全てを一人でこなすという芸術家であり、職人でもあるよ。
動画で彼の作業風景を見たけれど、動きが速い速い。これって早送りなの?って聞いてしまった。(笑)
京都在住というのはかなりの意味があると思うよ。

私は京都も奈良もほんとに観光で行くくらいだから、
何も知らないけれど、どっちもいいね。
京都は文化的におもしろいし、
奈良は古代のロマンを感じるね。
今は私が田舎に住んでいるから、
どちらかといえば京都に行きたいわ。(笑)
by senbe-2 | 2010-06-16 22:55 | おでかけ | Trackback | Comments(6)

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